【問40】ビジネスマネジャー検定 練習問題|心理的安全性の考え方
マネジャー自身のマネジメントとコミュニケーション 問20/26難易度C(難しい)
問題文
チームにおける「心理的安全性」の考え方に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.心理的安全性とは、チーム内で対立や意見の相違が生じない、常に穏やかな状態を意味する。
- 2.心理的安全性を高めるためには、失敗やミスを指摘せず見過ごすことが重要である。
- 3.心理的安全性とは、メンバーが懸念や失敗を率直に発言しても否定的に扱われないと感じられる状態を指す。
- 4.心理的安全性は個人の性格特性によって決まるものであり、マネジャーの働きかけによって変化することはない。
解説
正解は選択肢3である。心理的安全性とは、チームのメンバーが懸念や疑問、あるいは自分の失敗を率直に発言しても、それによって非難されたり評価を下げられたりしないと感じられる状態を指す。この状態が保たれているチームでは、問題の早期発見や活発な意見交換が起こりやすくなる。
選択肢1は、対立や意見の相違が生じない常に穏やかな状態を心理的安全性だとしている点が誤りである。心理的安全性が高いチームでも意見の相違は生じうるが、それを率直に表明し合えることに意味があるのであって、対立自体が存在しないことを指すものではない。選択肢2は、失敗やミスを指摘せず見過ごすことが心理的安全性を高めるとしている点が誤りである。心理的安全性は失敗そのものを見逃すことではなく、失敗を率直に共有し、そこから学べる環境を意味しており、見過ごすことはむしろ問題の発見を遅らせる。選択肢4は、心理的安全性が個人の性格特性のみで決まり、マネジャーの働きかけによって変化しないとしている点が誤りである。心理的安全性はチームの雰囲気や関係性という環境要因の影響を強く受け、マネジャーの日頃の関わり方によって高めることができるとされる。
実務上、マネジャーが部下の発言を頭ごなしに否定せず受け止める姿勢を示すことは、チームの心理的安全性を高め、報連相や会議での率直な発言を促す土台となる。