【問37】ビジネスマネジャー検定 練習問題|フィードバックの伝え方
マネジャー自身のマネジメントとコミュニケーション 問17/26難易度B(標準)
問題文
部下の行動に対してフィードバックを行う際の望ましい進め方に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.フィードバックは相手の人格や性格に焦点を当てて評価を伝えることで、行動の改善につながりやすくなる。
- 2.フィードバックは受け手が納得しているかどうかにかかわらず、伝えたい内容をすべて一度に伝え切ることが重要である。
- 3.良い評価だけを継続的に伝え、改善が必要な点については触れない方が、部下のモチベーションを維持できる。
- 4.フィードバックは具体的な事実や行動に基づいて伝え、相手が次の行動に活かせるようにすることが望ましい。
解説
正解は選択肢4である。フィードバックは、抽象的な評価ではなく具体的な事実や観察された行動に基づいて伝えることで、相手が何を続け何を改めればよいかを理解しやすくなる。目的は相手を評価すること自体ではなく、相手が次の行動に活かせる情報を提供することにある。
選択肢1は、人格や性格に焦点を当てることで行動の改善につながりやすくなるとしている点が誤りである。人格への言及は相手の防衛反応を招きやすく、むしろ改善行動に結びつきにくい。焦点を当てるべきは行動そのものである。選択肢2は、受け手の納得の有無にかかわらず伝えたい内容をすべて一度に伝え切ることを重要だとしている点が誤りである。受け手の受け止め方を考慮せずに情報を詰め込むと、かえって理解や納得が得られにくくなる。選択肢3は、改善が必要な点に触れないことがモチベーション維持につながるとしている点が誤りである。良い点だけを伝え続けると課題が放置され、長期的には成長の機会を奪うことになりかねない。
実務上、マネジャーは具体的な行動事実を挙げながら、良い点と改善点の双方を伝えることで、部下の成長を継続的に支援することが求められる。