【問36】ビジネスマネジャー検定 練習問題|アサーティブな伝え方
マネジャー自身のマネジメントとコミュニケーション 問16/26難易度B(標準)
問題文
職場での意見の伝え方に関する「アサーション(アサーティブコミュニケーション)」の考え方として、最も適切なものはどれか。
- 1.アサーションとは自分の意見や感情を優先し、相手の主張よりも自分の考えを通すことを目指す伝え方である。
- 2.アサーションとは対立を避けるために自分の意見を控え、相手の意向に合わせることを基本とする伝え方である。
- 3.アサーションとは自分の意見や気持ちを率直に伝えつつ、相手の立場や意見も尊重しようとする伝え方である。
- 4.アサーションとは感情を表に出さず、事実関係のみを淡々と伝えることを重視する伝え方である。
解説
正解は選択肢3である。アサーションとは、自分の意見や気持ちを率直に、かつ相手を傷つけない形で伝えると同時に、相手の立場や意見も尊重しようとするコミュニケーションのあり方を指す。自分の主張を一方的に通すことでも、逆に自分を抑えて相手に合わせることでもなく、双方の意見を対等に扱おうとする点に特徴がある。
選択肢1は、自分の意見や感情を優先し相手の主張よりも自分の考えを通すことを目指すとしている点が誤りである。これは相手を軽視する攻撃的な伝え方(アグレッシブ)に近く、相手の立場を尊重するアサーションの考え方とは異なる。選択肢2は、対立を避けるために自分の意見を控え、相手の意向に合わせることを基本とするとしている点が誤りである。これは自分の考えを抑え込んで相手に従う伝え方(ノンアサーティブ)であり、自分の意見も率直に伝えるアサーションの姿勢とは異なる。選択肢4は、感情を表に出さず事実関係のみを伝えることを重視するとしている点が誤りである。アサーションは事実だけでなく自分の気持ちも率直に伝えることを含んでおり、感情表現を排除するものではない。
実務上、マネジャーが部下に対してアサーティブに意見を伝えることは、指示や指摘を高圧的にも遠慮がちにもせず、建設的な対話を成立させるうえで役立つ。