【問34】ビジネスマネジャー検定 練習問題|傾聴の姿勢
マネジャー自身のマネジメントとコミュニケーション 問14/26難易度B(標準)
問題文
部下や同僚の話を聴く際の「傾聴」の姿勢に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.傾聴とは相手の発言をすべて肯定し、意見の是非を問わずに同意することを指す。
- 2.傾聴とは相手の話を遮らずに受け止め、内容や感情を理解しようとする姿勢で聴くことを指す。
- 3.傾聴においては話の内容を正確に記録することが最優先であり、相手の表情や態度を観察する必要はない。
- 4.傾聴は聞き手が沈黙を避け、常に相づちや質問を挟み続けることによって成立する。
解説
正解は選択肢2である。傾聴とは、相手の話を途中で遮らずに最後まで受け止め、話されている内容だけでなく、その背後にある気持ちや意図まで理解しようとする聴き方を指す。相手が安心して話せる雰囲気をつくることで、本音や重要な情報を引き出しやすくなる。
選択肢1は、相手の発言をすべて肯定し同意することだとしている点が誤りである。傾聴は相手の話を理解しようとする姿勢であって、内容の是非を問わず同意することとは異なる。理解することと同意することは別の行為である。選択肢3は、正確な記録を最優先とし、表情や態度の観察を不要としている点が誤りである。相手の表情や声のトーンといった非言語の情報も、話の内容を正しく理解するうえで重要な手がかりになる。選択肢4は、沈黙を避けて常に相づちや質問を挟み続けることが傾聴の条件であるとしている点が誤りである。相手が考えをまとめている間の沈黙をあえて待つことも、傾聴における重要な関わり方の一つである。
実務上、マネジャーが部下の話を傾聴する姿勢を持つことは、部下が問題を早めに打ち明けやすくなることにつながり、報連相の質を高める土台となる。