【問32】ビジネスマネジャー検定 練習問題|非言語コミュニケーションの役割
マネジャー自身のマネジメントとコミュニケーション 問12/26難易度A(易しい)
問題文
ビジネスにおける非言語コミュニケーション(表情・声のトーン・視線・姿勢など)の役割に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.話す内容と矛盾する表情や態度がとられると、受け手は非言語の情報を手がかりに相手の真意を判断する傾向がある。
- 2.非言語の情報は文化や個人差の影響を受けないため、誰に対しても同じ意味で確実に伝わる。
- 3.電話やメールなど非対面のやり取りでは非言語情報が存在しないため、言葉の選び方が受け手の印象に与える影響は無視できる。
- 4.非言語コミュニケーションは感情の表出に限られており、業務上の指示や依頼の場面では特に意識する必要はない。
解説
正解は選択肢1である。発言内容と表情・態度が食い違っている場合、受け手は言葉そのものよりも非言語の情報を手がかりにして相手の本心を推し量ろうとする傾向がある。たとえば言葉では同意していても、表情や声のトーンにためらいが表れていれば、受け手はその非言語情報を重視して真意を読み取ろうとする。
選択肢2は、非言語の情報が文化や個人差の影響を受けないとする点が誤りである。同じ表情やしぐさでも、育った文化や個人の受け止め方によって意味づけが異なることがあり、誰に対しても同じ意味で確実に伝わるとは言えない。選択肢3は、非対面のやり取りでは非言語情報の影響を無視できるとする点が誤りである。電話では声のトーンや間の取り方が、メールでは文体や言葉の選び方が、対面の表情やしぐさに近い役割を果たし、受け手の印象に影響を与える。選択肢4は、非言語コミュニケーションを感情表出に限定している点が誤りである。指示や依頼の場面でも、口調や態度によって相手の受け止め方や行動への意欲は変わりうる。
実務上マネジャーは、自分の言葉と表情・態度が一致しているかを意識し、部下に誤ったメッセージを与えないよう配慮する必要がある。