【問28】ビジネスマネジャー検定 練習問題|成功体験の罠
マネジャー自身のマネジメントとコミュニケーション 問8/26難易度A(易しい)
問題文
過去の成功体験がマネジャーの判断に及ぼす影響について、注意すべき点として最も適切なものはどれか。
- 1.成功体験は再現性が高いため、環境が変わってもそのまま同じ方法を適用し続けるのが最も合理的である
- 2.過去の成功体験は失敗の経験に比べて学習効果が低いため、振り返りの対象から外してよい
- 3.状況が変化しているにもかかわらず、過去にうまくいったやり方に固執してしまい、対応が後手に回る場合がある
- 4.成功体験を持つマネジャーほど部下からの意見を積極的に取り入れるようになる傾向があるため、特に注意点はない
解説
正解は選択肢3。過去の成功体験は自信の源になる一方で、市場や組織の状況が変化しているにもかかわらず同じやり方に固執してしまい、対応が遅れたり判断を誤ったりする落とし穴になり得る。これが成功体験の罠と呼ばれる注意点である。
選択肢1は誤り。環境が変化しているのに以前の方法をそのまま適用し続けることこそが罠の典型であり、合理的とはいえない。選択肢2は誤り。成功体験も要因を分析すれば学びが得られるものであり、振り返りの対象から一律に外すべきではない。選択肢4は誤り。実際には成功体験があるほど自分のやり方への自信が強まり、かえって部下や周囲の異なる意見を軽視しやすくなる傾向が指摘されている。
自分の成功パターンを絶対視せず、状況の変化を踏まえて有効性を都度問い直す姿勢が、判断の硬直化を防ぐうえで重要になる。