【問12】ビジネスマネジャー検定 練習問題|不確実な状況での決断
マネジャーの役割と心構え 問12/20難易度B(標準)
問題文
マネジャーの「決断力」に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.決断力とは常に即断即決することであり、時間をかけて検討することは決断力の欠如を意味する。
- 2.情報がすべて揃うまで判断を保留し続けることが、責任あるマネジャーの取るべき態度である。
- 3.限られた情報や不確実な状況の中でも判断を下し、その結果に責任を持つ姿勢が求められる。
- 4.決断は個人の直感に基づいて行うべきであり、部下や周囲の意見を参考にすると決断力が損なわれる。
解説
正解は選択肢3である。ビジネスの現場では情報が完全に揃うことはむしろ稀であり、限られた材料の中で判断を下し、その結果について自ら責任を持つ姿勢がマネジャーの決断力の本質である。選択肢1は誤りで、決断力は速さだけを意味するものではなく、状況によって必要な検討を行ったうえで判断することも含まれ、拙速な即断が常に望ましいわけではない。選択肢2は誤りで、全情報が揃うのを待ち続ける態度は判断の先延ばしにすぎず、意思決定の機会を逃し組織に不利益をもたらしうる。選択肢4も誤りで、部下や周囲の意見を参考にすることは判断材料を増やし決断の質を高める行為であり、決断力を損なうものではない。むしろ最終的な決定と結果への責任をマネジャー自身が引き受ける姿勢こそが重要であり、不確実性の高い経営環境における実務上の要となる。