【問309】個人情報保護士 練習問題|ランサムウェアとマルウェア脅威
情報セキュリティ 問129/130難易度C(難しい)
問題文
ランサムウェアによる脅威に対して、組織が実装すべき対策の組み合わせとして、最も包括的で効果的なものはどれか。
- 1.バックアップ、端末保護、教育、ネットワーク分離を併用する。
- 2.身代金を支払えば、暗号化されたデータは必ず復号できる。
- 3.クラウドストレージにバックアップしていれば対策は十分である。
- 4.ファイアウォールを強化すれば、ランサムウェアは完全に防げる。
解説
正解
正解は選択肢1です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅正解
回復力をバックアップで確保しつつ、端末保護(エンドポイントセキュリティ)・利用者教育・ネットワーク分離で侵入と内部拡散を抑える多層防御が有効。単独の対策では防ぎきれない。
選択肢2 → ❌誤り
支払っても復号鍵が渡されない、データが削除されないまま二重に脅迫される例がある。支払いは犯罪を助長するため推奨されない。
選択肢3 → ❌誤り
端末と同期しているクラウドストレージは、暗号化されたファイルがそのまま同期され被害が伝播しうる。オフラインなど物理的に分離した世代管理が必要。
選択肢4 → ❌誤り
近年の攻撃は正規の認証情報での侵入やメール経由の感染が起点で、境界防御を通過した後に内部で展開される。境界対策単独では防ぎきれない。
背景知識
ランサムウェアは個人情報を含むデータを暗号化し、復旧と引き換えに金銭を要求する脅威である。近年は暴露(二重脅迫)も併用される。完全な防止は困難であり、被害を前提とした回復力の確保が重視されている。
学習アドバイス
対策は'防御・検知・回復'の三層で整理する。防御を突破された場合でも、独立したバックアップから短時間で復旧できる備えが事業継続に直結する。
まとめ
- ランサムウェア対策は多層防御が前提となる
- 同期型クラウドだけに頼らず分離したバックアップを持つ
- 身代金支払いは復旧を保証せず推奨されない