【問305】個人情報保護士 練習問題|メールセキュリティと迷惑メール対策
情報セキュリティ 問125/130難易度A(易しい)
問題文
従業員のメール利用に伴う個人情報流出リスクを下げるために、メールシステムへ実装すべき対策として最も適切なものはどれか。
- 1.利便性のため、受信したメールは全て素通しにすべきである。
- 2.送信元アドレスさえ確認すれば本文の検査は不要である。
- 3.個人情報を含むメールも暗号化せず送信できるようにする。
- 4.迷惑メールの検知と添付ファイルの検査を行う。
解説
正解
正解は選択肢4です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌誤り
無条件の受信は攻撃メールをそのまま従業員に届けることになる。個人情報を扱う組織には安全管理措置が求められ、この運用は認められない。
選択肢2 → ❌誤り
送信元アドレスは詐称が容易であり、確認だけでは判別できない。本文・リンク・添付ファイルを含めた検査が必要である。
選択肢3 → ❌誤り
送信経路上での傍受や誤送信による漏えいリスクがあるため、個人情報を含む送信には暗号化や送信制御といった保護措置が求められる。
選択肢4 → ✅正解
フィッシングや迷惑メールを自動的に判定して隔離し、添付ファイルやリンクを検査することで、マルウェア感染や詐欺被害の発生確率を大きく下げられる。
背景知識
メールは、迷惑メール・フィッシング・マルウェア配布の主要な経路であり続けている。従業員が業務の流れの中で添付ファイルを開いたり、正規の取引先を装ったメールに情報を返信したりすれば、組織全体の安全が損なわれる。技術的なフィルタリングは被害の入口を大きく絞れるが、すり抜けるものは必ず残る。そのため技術対策と利用者側の判断力の両方が必要になる。
学習アドバイス
メール対策は「システム側で止める」と「人が見抜く」の二段構えで理解する。標的型攻撃メール訓練など、定期的な意識向上の取組みも試験で問われる論点である。
まとめ
- メールは外部からの主要な攻撃経路である
- 迷惑メール検知と添付ファイル検査の自動化が基本
- 送信時は暗号化・送信制御で漏えいを防ぐ