【問206】eco検定 練習問題|群落の遷移
地球の基礎知識と生態系 問24/27難易度B(標準)
問題文
岩石がむき出しの崖に地衣類やコケ類が最初に生え、その後徐々に種が増えて土壌が形成され、やがて草本・低木・高木が育つ過程を何と呼ぶか。
- 1.群落進化
- 2.二次遷移
- 3.極相(クライマックス)
- 4.一次遷移
解説
正解
正解は選択肢4です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌誤り
『進化』は世代を重ねた遺伝的変化を指す語。ここで起きているのは、その場所に生育する種の組成が入れ替わる現象であり、生物そのものが進化しているわけではない。
選択肢2 → ❌誤り
二次遷移は、山火事跡や伐採跡・耕作放棄地のように土壌や種子・地下茎が残っている場所で群落が回復する過程。出発点に土壌があるため一次遷移より速く進む。
選択肢3 → ❌誤り
極相は遷移が進んで種組成が安定した最終段階の群落そのものを指す語であり、変化していく過程の名称ではない。
選択肢4 → ✅正解
溶岩流跡や裸岩など、土壌も生物もない場所から新たに群落が形成される過程を一次遷移という。地衣類・コケ類などの先駆種が侵入し、草原→低木林→高木林と進み、土壌の形成と並行して数十年〜数百年かけて進行する。
背景知識
遷移とは、ある場所の群落(生物の集まり)が時間とともに移り変わっていく現象です。一次遷移と二次遷移は、出発点に土壌があるかどうかで区別されます。一次遷移では土壌の形成と群落の発達が並行して進むため、極相に達するまで長い年月がかかります。
学習アドバイス
『一次』と『二次』の違いは『土壌の有無』で覚えてください。土壌がない=一次、土壌が残っている=二次です。
まとめ
- 遷移は群落の種組成が時間とともに変わる現象
- 一次遷移は土壌のない裸地から始まり、土壌形成と同時に進む
- 先駆種(地衣類・コケ類)が環境を改変し、後から来る植物の侵入を可能にする