【問39】eco検定 練習問題|人口が増えている地域の偏り
いま地球で起きていること 問1/23難易度A(易しい)
問題文
世界の人口の増加にみられる地域的な傾向に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.近年の世界の人口増加はおもに開発途上地域で生じており、先進国のなかには少子高齢化が進み人口が減少に転じた国もある
- 2.近年の世界の人口増加はおもに先進国で生じており、開発途上地域では出生率の低下によって人口の減少が続いている
- 3.世界の人口は地域による違いがほとんどなく、いずれの地域でもほぼ同じ速さで増え続けているとされる
- 4.世界の人口は第二次世界大戦後から現在までおおむね横ばいで推移しており、地域ごとの人口構成にも目立った変化はみられない
解説
正解は1。近年の世界の人口増加は、アフリカや南アジアをはじめとする開発途上地域を中心に生じている。一方、先進国では出生率の低下と平均寿命の伸びによる少子高齢化が進み、日本を含め人口が減少に転じた国もみられる。人口が増える地域と減る地域が分かれている点が、現在の世界人口の特徴である。
2は誤り。人口増加が先進国中心で開発途上地域は減少が続くという記述は、実際の傾向とは反対である。開発途上地域が増加の中心であり、人口減少がみられるのはむしろ一部の先進国である。3は誤り。人口の増え方には地域による大きな差があり、増加が続く地域と、横ばいや減少に向かう地域とに分かれているため、いずれの地域でも同じ速さで増えているとはいえない。4は誤り。世界の人口は第二次世界大戦後に大きく増加しており、横ばいで推移してきたという記述は事実と異なる。あわせて高齢化の進行など人口構成の変化も各地でみられる。
人口の増減は地域によって様相が異なるため、世界全体の平均だけでなく、どの地域で人口が増えているのかをあわせてとらえることが、食料や水の需要、都市への人口集中を考えるうえでの出発点となる。