シカクモン

ビジネスマネジャー検定とは?管理職に必要な知識と出題範囲・受験方法

公開: 2026-08-06

ビジネスマネジャー検定試験(通称ビジマネ)は、東京商工会議所と各地商工会議所が主催する検定で、累計受験者数は12万人を超えています。マネジャーの役割と心構えを土台に、人と組織・業務・リスクという領域ごとに、管理職として押さえておきたい知識を体系的に確認できる点が特徴です。本記事では検定の目的と全体像を整理し、詳しい対策は各テーマの記事にリンクでご案内します。

ビジネスマネジャー検定試験とは

ビジネスマネジャー検定試験は、管理職やこれから管理職になる人が「チームとして成果を出す」ために必要な基礎知識を確認する検定です。主催は東京商工会議所と各地商工会議所で、受験資格に学歴・年齢・性別・国籍による制限はなく、誰でも申し込めます。試験は多肢選択式で、試験時間は90分、合格基準は100点満点として70点以上です。

なお出題数については、試験要項やIBT・CBTの案内ページのいずれにも記載がなく、公式には非公表となっています。「何問出る」といった断定的な情報を見かけても、公式の裏付けがない限りは参考程度にとどめておくのが安全です。

出題範囲は公式テキストの4部構成に対応

出題範囲は公式テキスト(最新版)に基づく基礎知識と、それを理解した上での応用力とされており、最近の時事問題から出題される場合もあるとされています。公式テキストは次の4部構成になっています。

  • 第1部 マネジャーの役割と心構え
  • 第2部 人と組織のマネジメント(全6章)
  • 第3部 業務のマネジメント(第7〜10章)
  • 第4部 リスクのマネジメント(第11〜15章)

つまり検定が測ろうとしているのは、部下や組織とどう向き合うか(人と組織)、日々の業務をどう回すか(業務)、トラブルや事故をどう防ぐか(リスク)という、管理職の仕事を構成する3つの軸だといえます。各分野の詳しい内容は、マネジャーの役割と心構えのページから分野別に確認できます。

受験方式・料金・合格基準

受験方式はIBT方式(自宅等の自分のPCで受験)とCBT方式(各地のテストセンターで受験)の2種類です。受験料はIBTが7,700円(税込)、CBTは7,700円にテストセンター利用料2,200円(税込)が加わります。IBTの申込・受験は受験サイト「Excert」を通じて行い、支払いはクレジットカードまたはコンビニ決済です。試験問題は非公開で持ち帰りもできません。

自宅で受けるIBT方式を選ぶ場合は、事前に動作環境の確認が欠かせません。東京商工会議所が案内している推奨環境は、OSがWindows11の最新版またはmacOSの最新版、ブラウザはChromeまたはEdgeの最新版で、通信速度は上り下りともに5Mbps以上(目安として10Mbps以上)とされています。自宅の回線が心もとない場合や、静かな受験環境を確保しにくい場合は、テストセンターで受けるCBT方式を選ぶという判断もあります。

試験は年2シーズン実施されており、例年6〜7月と10〜11月の期間中に希望日を選んで受験する形式です。合格率は回によって変動が大きく、東京商工会議所が公表している全国の実受験者ベースの数字では、2025年度が71.3%、2024年度が32.3%でした(2026年8月時点で公表されているデータ)。年による差の詳しい背景は合格率の記事、次回試験の日程は試験日程の記事で確認できます。

どんな人が受験しているか

ビジネスマネジャー検定は、新任のマネジャーだけでなく、これから管理職を目指す管理職候補、社内の昇進試験の準備として受ける人、初めて部下を持つことになった人、さらには研修設計に関わる人事部門の担当者など、幅広い立場の人が活用しています。管理職としての共通言語や基礎知識を、体系立てて確認できることが選ばれている理由の一つです。

学習の進め方

主教材となるのは中央経済社から出ている公式テキストで、最新版は『ビジネスマネジャー検定試験公式テキスト〈5th edition〉—管理職のための基礎知識』(2025年2月20日発行、A5判404頁、3,245円税込)です。演習用には『ビジネスマネジャー検定試験公式問題集〈2026年版〉』(2,750円税込、デジタル学習アプリ付)が用意されています。独学が不安な場合は、東京商工会議所の公式通信講座を提供している産業能率大学総合研究所や、資格の学校TACのWeb通信講座といった選択肢もあります。

学習の進め方としては、公式テキストで全体像をつかみながら、当サイトの練習問題で理解度を確認し、仕上げに模擬試験で90分・70点判定の形式に慣れておくという流れが取り組みやすいでしょう。必要な学習時間は前提知識やマネジメント経験によって大きく変わり、公式に示された標準学習時間もないため、一律の目安は当サイトでも断定していません。教材の選び方については公式テキスト・問題集の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。