【問183】知的財産管理技能検定3級 練習問題|商標調査
知財実務 問23/40難易度A(易しい)
問題文
LL社は新商品のブランド名「ソレイユ」を決定するにあたり、商標調査を行うことにした。調査のポイントについて、最も適切な選択肢はどれか。
- 1.自社商品の指定商品区分に限定せず、全区分を幅広く調査する必要はない。
- 2.商標と商品・役務の同一・類似の範囲で、先行登録の有無を確認する。
- 3.商標調査はカタカナ表記のみで行えば足りる。
解説
正解
正解は選択肢2です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌誤り
自社商品の指定区分に限定して調査することも有効ですが、念のため関連区分や全区分を確認することが望ましいケースもあります。設問の記述は一般論として曖昧です。
選択肢2 → ✅正解
商標調査の目的は、自社が使用予定の商標と同一または類似の商標が、同一または類似の商品・役務に登録されていないかを確認することです。これにより自社商標の登録可能性と第三者権利との抵触を事前に把握できます。
選択肢3 → ❌誤り
カタカナ表記に加え、漢字、ひらがな、ローマ字、外観類似、称呼類似、観念類似など多角的に調査する必要があります。
背景知識
商標調査は新ブランド立ち上げや新商品展開の前に行う重要な実務です。調査項目は(1)同一性調査(同一商標の存在確認)、(2)類似性調査(外観・称呼・観念の類否)、(3)先願調査、(4)使用状況調査などがあります。類似の判断は「外観」(見た目の類似)、「称呼」(読み方の類似)、「観念」(意味の類似)の3要素から総合的に行われます。J-PlatPatの商標検索機能を活用することが一般的ですが、本格的には商標専門の調査会社や弁理士に依頼することが多いです。海外展開時には各国商標データベースを確認する必要があります。商標調査を怠ると、後から侵害警告を受けるリスクがあります。
学習アドバイス
商標の類似判断は「外観・称呼・観念」の3要素で行うことを覚えましょう。商標調査の基本です。
まとめ
- 同一・類似商標を同一・類似区分で調査
- 外観・称呼・観念の3要素で類似判断
- J-PlatPatが基本ツール