【問70】ビジネスマネジャー検定 練習問題|部下の心身の不調への対応
部下のマネジメントとリーダーシップ 問24/24難易度C(難しい)
問題文
部下に心身の不調が疑われる様子が見られたときのマネジャーの対応として、最も適切なものはどれか。
- 1.心身の不調は私生活に関わる事柄であるため、業務に明らかな支障が生じるまでは何も働きかけず様子を見る
- 2.普段と異なる様子に気づいた段階で本人に声をかけ、必要に応じて産業医や人事部門など専門的に対応できる窓口につなぐ
- 3.マネジャー自身が不調の原因を見立てたうえで、休養が必要かどうかを判断し、その結論を本人に伝えるようにする
- 4.本人から聞き取った健康状態については、協力を得やすくするため職場のメンバー全員に広く共有しておく
解説
正解は選択肢2。日頃から部下と接しているマネジャーは、遅刻や欠勤の増加、表情や口数の変化、仕事の進み方の乱れといった「普段と違う様子」に最初に気づける立場にある。気づいた段階で声をかけ、状況によっては産業医や人事部門など専門的に対応できる窓口につなぐことが、本人にとっても職場にとっても早い対処につながる。選択肢1は、業務に明らかな支障が出るまで働きかけないとしているが、変化に気づいた時点での声かけが遅れるほど本人の負担は重くなりやすく、様子見を続ける対応は適切でない。選択肢3は、マネジャーが不調の原因を見立てて休養の要否まで判断するとしているが、健康状態の判断は医師など専門家の領分であり、マネジャーが診断的な結論を下すのは適切でない。選択肢4は、聞き取った健康状態を職場全員に共有するとしているが、健康に関する情報は取り扱いに配慮を要する個人情報であり、共有は本人の意向を確認したうえで必要な範囲にとどめる必要がある。気づいて、つなぎ、抱え込まないという役割分担が要点になる。