【問307】個人情報保護士 練習問題|SIEM(セキュリティ情報・イベント管理)
情報セキュリティ 問127/130難易度B(標準)
問題文
SIEM(セキュリティ情報・イベント管理)ソリューションの主な役割として、最も正確なものはどれか。
- 1.単一サーバのログ記録のみを行うツールであり、分析機能は持たない。
- 2.ファイアウォールの代替として機能し、不正アクセスを完全に防止する。
- 3.複数システムのログを一元的に収集し、相関分析で異常を検知する。
- 4.ウイルス対策ソフトと同様に、マルウェアを自動駆除するツールである。
解説
正解
正解は選択肢3です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌誤り
単一機器のログ記録だけならOS標準機能で足りる。複数システムのログ統合と相関分析こそがSIEMの存在意義である。
選択肢2 → ❌誤り
SIEMは検知・分析を担うものであり、通信の遮断は行わない。防止はファイアウォールやIPSの役割で、両者は代替関係にない。
選択肢3 → ✅正解
分散したサーバ・ネットワーク機器・端末のログを統合し、単一システムのログだけでは見えない一連の不審な動きを相関分析で浮かび上がらせるのがSIEMの中核機能。
選択肢4 → ❌誤り
SIEMはログの収集・相関分析による検知と可視化を行うもので、マルウェアの駆除機能は持たない。駆除はエンドポイント側の製品が担う。
背景知識
現代の組織は多数のシステム・デバイスを保有し、各々が膨大なログを生成する。SIEMはこれらを一元化し、個別に見れば些細な事象の連なりから侵害の兆候を見つけ出す。セキュリティ運用センター(SOC)の基盤となる仕組みである。
学習アドバイス
SIEMは導入して終わりではなく、検知ルールの調整という継続作業が本体。アラート過多による'アラート疲れ'を避け、本当の脅威に絞り込む精度が問われる。
まとめ
- SIEMは複数システムのログを一元的に収集する
- 相関分析により単体では見えない脅威を検知する
- 検知・分析が役割であり、遮断や駆除は行わない