【問135】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|便器の選定とトイレ環境
場所別の住環境整備 問15/30難易度C(難しい)
問題文
高齢者に配慮したトイレの住環境整備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1.和式便器はしゃがむ姿勢をとることで下肢の筋力維持につながるため、洋式便器よりも高齢者に適している。
- 2.冬季のヒートショックを防ぐため、トイレに暖房を設ける。
- 3.トイレ内に手洗いを設けると、使用後に洗面所まで移動する必要がなくなる。
- 4.立ち座りの負担を軽減するため、和式便器から洋式便器への交換を検討する。
解説
和式便器はしゃがみ込みと立ち上がりという下肢に大きな負担のかかる動作を強いるため、筋力やバランス能力の低下した高齢者には転倒の危険が大きく、洋式便器よりも適しているとする記述は最も不適切である。筋力維持を理由に負担の大きい便器を勧めるのは本末転倒であり、立ち座りが腰掛け動作で済む洋式便器への交換を検討することが基本である。冬のトイレは居室との温度差が大きく、血圧の急変動(ヒートショック)を招きやすいため暖房の設置は適切である。トイレ内に手洗いを設けて使用後の移動を減らすことも適切であり、選択肢4の洋式便器への交換の検討も適切な整備方針である。