【問115】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|尺貫法モジュールと住宅の寸法
住環境整備の基本技術 問25/30難易度B(標準)
問題文
日本の木造住宅の寸法体系に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.木造在来工法の多くは柱の芯-芯の距離910mmを基準としており、廊下や開口部の実際に通行できる幅(有効寸法)は柱芯の間隔より小さくなる。
- 2.柱芯-芯の距離が910mmであれば、廊下の有効幅員も910mm確保される。
- 3.尺貫法によるモジュールは現在の住宅にはまったく使われておらず、住環境整備で考慮する必要はない。
- 4.車いすでの通行を考える場合、有効寸法ではなく柱芯-芯の寸法で通行の可否を判断する。
解説
日本の木造在来工法の住宅は、尺貫法に由来する柱芯-芯910mm(3尺)を基準単位(モジュール)として設計されているものが多い。芯-芯910mmの廊下では、柱や壁の厚みの分だけ内側の空間が狭くなり、有効幅員は750〜780mm程度にとどまるため、芯-芯寸法と有効寸法の違いを述べた記述が適切である。有効幅員も910mm確保されるとする記述は、壁厚を無視しており誤り。尺貫法モジュールは現在も多くの木造住宅で使われ、廊下や開口部が車いすに狭い根本的な理由となっているため、考慮不要とする記述は誤り。通行の可否は実際に通れる幅である有効寸法で判断しなければならず、芯-芯寸法で判断するという記述も誤りである。