【問114】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|住戸内の温熱環境の整備
住環境整備の基本技術 問24/30難易度A(易しい)
問題文
高齢者の住まいの温熱環境に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1.居室だけを強く暖房すれば、廊下・トイレ・脱衣室との温度差が大きくても健康上の問題は生じない。
- 2.浴室・脱衣室・トイレにも暖房を設け、住戸内の温度差を小さくすることがヒートショック対策の基本である。
- 3.高齢者は皮膚の温度感覚が低下するため、採暖機器による低温やけどにも注意が必要である。
- 4.断熱性能を高めることは、暖房効率の向上と住戸内の温度差の緩和の両方に有効である。
解説
冬季に暖かい居室から寒い廊下・トイレ・脱衣室・浴室へ移動すると、急激な温度差により血圧が大きく変動するヒートショックが起こり、高齢者では入浴中の死亡事故の大きな要因となっている。したがって、居室だけを暖房して他の空間との温度差を放置してよいとする記述が不適切である。浴室・脱衣室・トイレへの暖房設置により住戸内の温度差を小さくすることは、ヒートショック対策の基本であり適切。高齢者は皮膚感覚の低下により熱さに気づきにくく、湯たんぽや電気毛布などによる低温やけどのリスクがあるため注意が必要という記述も適切。住宅の断熱性能の向上は、暖房効率を高めるとともに部屋ごとの温度差を緩和する根本的な対策であり、この記述も適切である。