【問108】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|段鼻の明示と視認性
住環境整備の基本技術 問18/30難易度B(標準)
問題文
階段の視認性への配慮に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.階段の踏面と段鼻は同系色で統一したほうが、段の位置の見分けがつきやすくなる。
- 2.段鼻には踏面との輝度コントラストが確保できる色を用いて、段の端部の位置を明示する。
- 3.段鼻を目立たせる処理は装飾を目的としたものであり、踏み外しの防止効果は期待できない。
- 4.階段の照明はできるだけ暗くしたほうが段差の陰影が強調されるため、安全に昇降できる。
解説
階段の踏み外しは、段の端部(段鼻)の位置が見分けにくいことが大きな原因となる。段鼻に踏面との輝度コントラスト(明るさの差)が確保できる色を用いて端部の位置を明示すると、段の見分けがつきやすくなり踏み外しによる転落の防止につながるため、この記述が正しい。踏面と段鼻を同系色で統一すると段の境目が識別しにくくなり、見分けがつきやすくなるという記述は効果が逆であり誤り。段鼻の明示は視認性を高めて踏み外しを防ぐ安全対策そのものであり、装飾目的で防止効果が期待できないとする記述も誤り。暗い階段では段の識別がさらに困難になり転落の危険が増すため、暗くしたほうが陰影で安全になるという記述も誤りである。高齢者には十分な照度の確保と段鼻の明示を併せて行うことが有効である。