【問106】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|高齢者に必要な照度
住環境整備の基本技術 問16/30難易度A(易しい)
問題文
高齢者の視環境と照明に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.高齢者は若年者に比べて2〜3倍程度の照度が必要とされるため、照明計画では十分な明るさを確保する。
- 2.高齢者は若年者よりも少ない照度で物が見えるため、照明は全体に暗めに設定することが基本である。
- 3.高齢者に必要な照度は若年者の10倍以上とされるため、一般の家庭用照明器具では対応することができない。
- 4.加齢によって視機能が変化することはないため、照明計画で使用者の年齢を考慮する必要はない。
解説
加齢に伴い、瞳孔が小さくなることや水晶体が濁ることなどにより目に届く光の量が減り、高齢者は若年者に比べて2〜3倍程度の照度が必要とされる。そのため高齢者の照明計画では十分な明るさを確保することが基本であり、この記述が正しい。高齢者は少ない照度でも見えるという記述は加齢変化と逆であり、暗めの設定はつまずきや見落としによる事故を招くため誤り。必要な照度の目安は10倍以上ではなく2〜3倍程度であり、一般の家庭用照明器具でも器具の増設や配置の工夫で対応できるため、この記述も誤り。視機能は加齢によって明るさへの順応力や色の見え方などが確実に変化するものであり、年齢を考慮する必要がないとする記述も誤りである。明るさの確保と併せてまぶしさ(グレア)の防止にも配慮する。