【問98】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|車いす通行と幅員
住環境整備の基本技術 問8/30難易度C(難しい)
問題文
車いすでの通行と廊下の幅員に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1.車いすで廊下を直進する場合には、有効幅員850mm以上が確保されることが望ましい。
- 2.廊下から居室へ直角に曲がって出入りする場合には、直進の場合より広い幅員や開口部が必要となる。
- 3.自走用車いすは有効幅員750mm程度の廊下でも余裕をもって通行できるため、幅員の拡張を検討する必要はない。
- 4.幅員を検討するときは、柱芯々の寸法ではなく、実際に通行できる有効寸法を用いて確認する。
解説
車いすで廊下を直進して通行するには有効幅員850mm以上が確保されることが望ましいとされる。木造在来工法の一般的な廊下の有効幅員は750〜780mm程度であり、自走用車いすでの通行には十分な余裕がないため、余裕をもって通行でき拡張の検討が不要とする記述は最も不適切である。直進時に有効850mm以上が望ましいという記述は目安として適切である。廊下から居室へ直角に曲がって出入りする場合は、車いすの回転の軌跡を確保するため直進時より広い幅員や開口部が必要となり、この記述も適切である。幅員の検討では図面上の柱芯々寸法ではなく、壁の仕上がり面の間で実際に通行に使える有効寸法を用いて確認するという記述も、検討方法として適切である。