【問89】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|筋ジストロフィーの進行性
疾患・障害別の特性 問29/30難易度C(難しい)
問題文
筋ジストロフィーに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.筋力の低下は一時的なものであり、成長や休養によって自然に回復していく疾患である。
- 2.進行性に筋力が低下する疾患であるため、将来の車いす使用なども見越した住環境整備を検討する。
- 3.症状は上肢の筋力低下に限られるため、移動や歩行に関する住環境整備は必要ない。
- 4.住環境整備は症状が最も重くなった段階で一度にまとめて行うほうが、本人の負担が少なくてよい。
解説
筋ジストロフィーは筋肉の変性により筋力が進行性に低下していく疾患の総称である。歩行が難しくなり車いすを使用する段階を迎えることも想定されるため、住環境整備は現在の機能だけでなく、将来の車いす使用や介助量の増加を見越して検討することが基本であり、この記述が正しい。筋力低下は進行していくものであり、一時的で自然に回復するという記述は疾患の性質として誤り。筋力低下は上肢に限られず、下肢や体幹にも及んで移動や歩行が困難になっていくため、移動に関する整備が不要とする記述も誤り。症状が最も重くなってから一度に整備する方法では、進行の各段階で生じる生活上の困難に対応が間に合わず、本人の負担も大きくなるため、この記述も誤りである。