【問84】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|色彩と輝度コントラスト
疾患・障害別の特性 問24/30難易度C(難しい)
問題文
高齢者や視覚障害のある人への色彩・視認性の配慮に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1.対象物とその背景との輝度コントラストを確保すると、物の位置や形の識別がしやすくなる。
- 2.加齢によって水晶体が黄変すると、青系統の色は判別しにくくなる傾向がある。
- 3.段差や設備の注意表示には、高齢者が最も見分けやすい色として青系統の色を用いるのがよい。
- 4.階段の段鼻は踏面と輝度の差がつく色にするなど、段の端部を明示する工夫をする。
解説
加齢により水晶体は黄色みを帯びて変化(黄変)し、青系統の色は暗く濁って見えるため判別しにくくなる。したがって、注意を促す表示に高齢者が最も見分けやすい色として青系統を用いるという記述は、加齢による色覚の変化と正反対であり最も不適切である。対象物と背景との輝度コントラストを確保すると位置や形の識別がしやすくなるという記述は、視認性確保の基本として適切である。水晶体の黄変により青系統が判別しにくくなるという記述も加齢変化の説明として適切である。階段の段鼻を踏面と輝度差のつく色で明示することは、踏み外しによる転落を防ぐ有効な工夫であり適切である。色相の違いだけでなく、明るさの差である輝度コントラストを意識することが重要となる。