【問82】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|変形性膝関節症と洋式生活
疾患・障害別の特性 問22/30難易度A(易しい)
問題文
変形性膝関節症のある人の住環境整備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.膝関節の柔軟性を保つため、正座を中心とした床座の生活をできるだけ続けることが望ましい。
- 2.正座や和式トイレでのしゃがみ込みは膝への負担が大きいため、椅子座を中心とした洋式の生活様式への変更を検討する。
- 3.階段の昇り降りは膝への負担が小さい動作であるため、生活動線に階段を積極的に組み込むのがよい。
- 4.膝への負担を減らすためには、便器はできるだけ座面の低いものを選ぶことが基本である。
解説
変形性膝関節症は膝関節の軟骨がすり減って痛みや変形が生じる疾患で、膝を深く曲げる動作が大きな負担となる。正座や和式トイレでのしゃがみ込みは膝を深く屈曲させるため避けるべきであり、椅子・ベッド・洋式トイレなど椅子座を中心とした洋式の生活様式への変更を検討するという記述が正しい。正座を中心とした床座の生活を続けることは膝への負担を増やし症状を悪化させるおそれがあるため誤り。階段昇降は体重の何倍もの負荷が膝にかかる負担の大きい動作であり、負担が小さいとして積極的に組み込むという記述も誤り。座面の低い便器は立ち座りの際に膝を深く曲げる必要があり負担が大きくなるため、できるだけ低いものを選ぶとする記述も誤りである。