【問80】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|大腿骨近位部骨折の特性
疾患・障害別の特性 問20/30難易度A(易しい)
問題文
大腿骨近位部骨折に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.主に若年者のスポーツ外傷として生じる骨折であり、高齢者にみられることはほとんどない。
- 2.骨折後も歩行機能への影響はほとんど残らないため、生活機能が低下することはまれである。
- 3.高齢者の転倒によって起こりやすく、寝たきりの主要な原因の一つとされるため、住環境面での転倒予防が重要である。
- 4.骨折の再発予防には、床の小さな段差をあえて残して本人の注意力を保つことが有効とされる。
解説
大腿骨近位部骨折は、骨がもろくなった高齢者が転倒した際に股関節付近に生じやすい骨折で、長期の安静や歩行能力の低下から寝たきりに至る主要な原因の一つとされる。そのため段差の解消や手すりの設置など、住環境面での転倒予防が重要であり、この記述が正しい。若年者のスポーツ外傷が主で高齢者にはほとんどみられないという記述は、実際には高齢者の転倒骨折の代表であるため誤り。骨折後は歩行機能が低下しやすく、生活機能全体の低下につながりやすいため、影響がほとんど残らないとする記述も誤り。床の小さな段差はわずかなものでもつまずきや転倒の原因となるため、注意力を保つ目的であえて残すという記述も転倒予防の考え方に反しており誤りである。