【問78】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|COPDと動作の工夫
疾患・障害別の特性 問18/30難易度B(標準)
問題文
慢性閉塞性肺疾患(COPD)のある人の特性と動作の工夫に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.息切れは安静にしているときにのみ生じ、体を動かしているときには起こらない。
- 2.腕を上げ続ける動作や前かがみの動作は息切れを起こしやすいため、収納の高さや動作の方法を工夫する。
- 3.COPDの主な症状は関節の痛みと変形であり、呼吸の機能はほとんど障害されない。
- 4.入浴時は息を止めて一気に体を洗うようにすると、呼吸への負担を効果的に減らすことができる。
解説
COPDは気道や肺の障害により呼吸機能が低下する疾患で、動作時の息切れ(労作時呼吸困難)が特徴である。洗髪のように腕を上げ続ける動作や、前かがみで胸や腹部を圧迫する動作は息切れを起こしやすいため、よく使う物を無理のない高さに収納する、椅子に座って動作するなどの工夫が有効であり、この記述が正しい。息切れはむしろ体を動かしたときに強く現れるものであり、安静時にのみ生じるとする記述は誤り。COPDの主症状は咳・痰・息切れといった呼吸器症状であり、関節の痛みと変形を主症状とする記述も誤り。息を止める動作は呼吸のリズムを乱し負担を増やすため、息を止めて一気に洗うことを勧める記述も誤りであり、呼吸に合わせてゆっくり動作することが基本となる。