【問76】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|心疾患と住環境整備
疾患・障害別の特性 問16/30難易度B(標準)
問題文
心筋梗塞や心不全のある人の住環境整備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.心臓への負担を抑えるため、入浴はできるだけ熱い湯に短時間つかる方法がよいとされる。
- 2.心機能の維持のため、寝室はできるだけ2階に設けて毎日の階段昇降の機会を増やすのがよい。
- 3.寝室とトイレを同じ階に配置するなど、階段昇降や長い移動による身体負担を減らす工夫をする。
- 4.居室と浴室・トイレの温度差が心臓に影響することはないため、暖房は居間のみに設置すればよい。
解説
心筋梗塞や心不全のある人の住環境整備では、心臓への負担をできるだけ減らすことが基本となる。階段昇降は身体負担の大きい動作であるため、寝室とトイレを同じ階に配置して昇降や長い移動を減らす工夫は基本に沿っており、この記述が正しい。熱い湯への入浴は血圧の変動を招き心臓への負担が大きいため、熱い湯に短時間という方法を勧める記述は誤り。寝室を2階に設けて階段昇降を増やす方法も、日常的に大きな負担を強いることになり誤りである。急激な温度差はヒートショックと呼ばれる血圧の急変動を招き、心疾患のある人には特に危険であるため、温度差の影響はないとして居間のみの暖房でよいとする記述も誤りであり、浴室・脱衣室・トイレの暖房を検討すべきである。