【問73】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|脊髄損傷の随伴障害
疾患・障害別の特性 問13/30難易度C(難しい)
問題文
脊髄損傷に伴う障害と住環境整備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1.発汗などの体温調節機能が障害されることがあるため、冷暖房による室温の管理が重要である。
- 2.排尿・排便の機能は損傷レベルにかかわらず保たれるため、トイレの環境整備を特に検討する必要はない。
- 3.感覚障害のある部位は熱さに気づきにくく熱傷のおそれがあるため、暖房器具の種類や配置に注意する。
- 4.車いすの使用を前提として、住宅内の段差解消や通行できる幅員の確保を検討する。
解説
脊髄損傷では運動麻痺・感覚障害に加えて、膀胱や直腸の機能も障害されるため、排泄の管理は生活上の重要な課題となる。排泄方法に応じたトイレの広さや手すり、移乗スペースの確保などの環境整備が必要であり、排尿・排便の機能が保たれるためトイレの整備を検討する必要がないとする記述は最も不適切である。損傷レベルによっては発汗などの体温調節機能が障害されるため、冷暖房による室温管理が重要という記述は適切である。感覚障害のある部位は熱さに気づかず低温やけどなどの熱傷を起こすおそれがあるため、暖房器具の種類や配置に注意するという記述も適切である。車いす使用を前提に段差解消や幅員確保を検討することも、移動の自立に向けた適切な整備方針である。