【問72】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|脊髄損傷の褥瘡予防
疾患・障害別の特性 問12/30難易度B(標準)
問題文
脊髄損傷のある人の褥瘡予防に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.褥瘡は感覚が保たれている部位に生じやすいため、麻痺のある部位の皮膚を観察する必要はない。
- 2.車いす上ではできるだけ長時間同じ姿勢を保ち続けることが、褥瘡の予防につながる。
- 3.車いす上でのプッシュアップや体圧分散クッションの使用など、同一部位への長時間の圧迫を避ける工夫が重要である。
- 4.褥瘡の予防には、汗や排泄物などで皮膚を常に湿った状態に保っておくことが基本となる。
解説
褥瘡は、同じ部位が長時間圧迫されて血流が妨げられることで生じる。脊髄損傷では麻痺した部位の感覚障害のため痛みに気づけず、自分で姿勢を変えることも難しいため褥瘡が生じやすい。予防には、車いす上で腕の力で殿部を持ち上げるプッシュアップや体圧分散クッション・マットレスの使用など、同一部位への圧迫を避ける工夫が重要であり、この記述が正しい。褥瘡は感覚障害のある麻痺部位にこそ生じやすく気づきにくいため、麻痺部位の観察が不要とする記述は誤り。長時間同じ姿勢を保つことは圧迫を続けることになり褥瘡の原因となるため誤り。皮膚の湿潤は皮膚をふやけさせ褥瘡の発生を助長するため、常に湿った状態に保つとする記述も誤りである。