【問71】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|脊髄損傷と損傷レベル
疾患・障害別の特性 問11/30難易度B(標準)
問題文
脊髄損傷に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.頸髄損傷では四肢麻痺、胸髄・腰髄の損傷では主に対麻痺となるなど、損傷部位の高さによって残存する機能が異なる。
- 2.損傷部位の高さにかかわらず、脊髄損傷による麻痺の範囲と程度はすべての人で同じである。
- 3.頸髄損傷では下肢のみが麻痺し、上肢の機能は完全に保たれるのが一般的である。
- 4.胸髄損傷では四肢すべてが麻痺するため、頸髄損傷よりも障害が重くなる。
解説
脊髄損傷では、損傷された部位(レベル)より下の脊髄が支配する運動・感覚の機能が障害される。首の高さの頸髄損傷では両上肢と両下肢が麻痺する四肢麻痺、胸髄・腰髄の損傷では主に両下肢が麻痺する対麻痺となり、損傷部位の高さによって残存機能が決まるため、この記述が正しい。麻痺の範囲や程度は損傷レベルと損傷の程度によって人ごとに異なるため、すべて同じとする記述は誤り。頸髄損傷は上肢の機能も障害される四肢麻痺を呈するのが特徴であり、下肢のみが麻痺し上肢は保たれるとする記述も誤り。四肢麻痺となるのは胸髄ではなく頸髄の損傷であり、胸髄損傷で四肢すべてが麻痺するという記述も誤りである。住環境整備は残存機能を正しく把握したうえで計画する。