【問67】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|すくみ足への視覚的手がかり
疾患・障害別の特性 問7/30難易度B(標準)
問題文
パーキンソン病でみられるすくみ足への住環境面での対応として、最も適切なものはどれか。
- 1.床の目印は歩行の妨げになるため、床面は無地とし視覚的な手がかりは設けないのが基本である。
- 2.すくみ足の原因は下肢の筋力低下であるため、筋力トレーニングを行えば環境面の工夫は不要である。
- 3.歩き出しや方向転換をする場所の床に横線などの視覚的な目印を設けると、足が踏み出しやすくなることがある。
- 4.すくみ足には段差をまたぐ動作の練習が有効であるため、敷居の段差はあえて解消せず残しておくとよい。
解説
パーキンソン病のすくみ足は、歩き出しや方向転換、狭い場所の通過などの際に足が床に貼り付いたように出なくなる症状である。床にまたぎ越す目安となる横線などの視覚的な目印(視覚的手がかり)を設けると足を踏み出しやすくなることが知られており、この記述が正しい。視覚的手がかりはすくみ足への有効な工夫であるため、床面を無地にして手がかりを設けないとする記述は誤り。すくみ足は筋力低下ではなく運動の開始や切り替えの障害によるものであり、筋力トレーニングで環境の工夫が不要になるとする記述も誤り。敷居の段差はつまずきや転倒の原因となるため、練習目的であえて残すという対応は姿勢反射障害により転倒しやすい特性からみても不適切である。