【問64】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|認知症の中核症状とBPSD
疾患・障害別の特性 問4/30難易度A(易しい)
問題文
認知症の症状に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.記憶障害や見当識障害は、環境や心理状態の影響で二次的に生じるBPSD(行動・心理症状)に分類される。
- 2.中核症状には記憶障害や見当識障害などがあり、徘徊や妄想などのBPSDは環境や心理状態の影響を受けて現れる。
- 3.BPSDはすべての認知症の人に必ず同じ形で現れる症状であり、環境を整えても変化しない。
- 4.見当識障害とは、身体の平衡感覚が失われて転倒しやすくなる症状のことをいう。
解説
認知症の症状は、脳の障害によって直接生じる中核症状と、それを背景に環境や心理状態の影響を受けて現れるBPSD(行動・心理症状)に大別される。中核症状には記憶障害・見当識障害・判断力の低下などがあり、徘徊・妄想・抑うつなどのBPSDは周囲の対応や環境によって現れ方が変わるため、この記述が正しい。記憶障害や見当識障害をBPSDに分類する記述は、中核症状とBPSDを入れ替えており誤り。BPSDは人によって現れ方が異なり、環境調整や関わり方の工夫で軽減しうるものであるため、必ず同じ形で現れ環境を整えても変化しないとする記述も誤り。見当識障害は時間・場所・人物などが分からなくなる症状であり、平衡感覚の障害とする記述も誤りである。