【問63】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|片麻痺と健側の活用
疾患・障害別の特性 問3/30難易度B(標準)
問題文
脳血管障害による片麻痺のある人の住環境整備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1.ベッドからの立ち上がりや移乗は、健側から行えるように家具の配置を工夫する。
- 2.手すりは健側の手で握って使える位置に設置することを基本とする。
- 3.階段昇降では健側の機能を活用できるよう、昇りと降りの双方の動作を確認して手すりの位置を検討する。
- 4.麻痺のある患側の上下肢を主に使って動作できるよう、手すりや家具を患側に集中して配置する。
解説
片麻痺のある人の住環境整備では、麻痺のある患側ではなく、機能の残っている健側で動作できるように環境を整えることが基本原則である。したがって、患側の上下肢を主に使えるよう手すりや家具を患側に集中配置するという記述は原則に反し、最も不適切である。ベッドからの立ち上がりや移乗を健側から行えるようにする家具配置は基本に沿った適切な対応である。手すりを健側の手で使える位置に設置することも同様に適切である。階段では昇りと降りで手すりに対する体の向きが変わるため、双方の動作を確認して健側で使える位置を検討するという記述も適切であり、必要に応じて両側への設置も選択肢となる。