【問57】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|リハビリテーションの理念
障害とリハビリテーション 問17/20難易度B(標準)
問題文
リハビリテーションの理念に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.リハビリテーションの本来の意味は「再び適した状態にすること」であり、機能回復訓練にとどまらず、人間らしく生きる権利の回復(全人間的復権)を目指す理念である。
- 2.リハビリテーションという言葉は、もっぱら身体機能の訓練方法を指す医学用語として初めて生まれたものである。
- 3.リハビリテーションの目標は障害の完全な治癒であり、治癒が見込めない障害のある人はその対象とならない。
- 4.リハビリテーションは発症直後の急性期医療においてのみ行われ、生活期(維持期)に行われることはない。
解説
リハビリテーションの語源は「再び(re)適した状態にする(habilis)」ことにあり、名誉の回復や権利の回復を意味する言葉として古くから用いられてきた。障害分野では、機能回復訓練という狭い意味にとどまらず、障害があってもその人らしく人間らしく生きる権利を取り戻す全人間的復権を目指す理念としてとらえられており、選択肢1が適切である。選択肢2は誤りで、この言葉は医学用語として生まれたものではなく、権利・資格・名誉の回復を表す幅広い概念が先にある。選択肢3は誤りで、リハビリテーションの目標は治癒そのものではなく、残された機能を生かして生活と人生を再建することであり、治癒が見込めない人こそ重要な対象である。選択肢4も誤りで、急性期から回復期、生活期まで各段階で継続的に行われる。