【問56】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|バリアフリーとユニバーサルデザイン
障害とリハビリテーション 問16/20難易度B(標準)
問題文
バリアフリーとユニバーサルデザインに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1.バリアフリーは、既存の環境にある障壁(バリア)を取り除いていく考え方である。
- 2.ユニバーサルデザインは、初めからできるだけ多くの人が使えるように設計する考え方である。
- 3.バリアフリーとユニバーサルデザインは同一の概念であり、対象のとらえ方や発想の出発点に違いはない。
- 4.既存住宅の改修では障壁除去というバリアフリーの手法が、新築の計画ではユニバーサルデザインの発想が、それぞれ生かされやすい。
解説
バリアフリーは既に存在する障壁を障害のある人や高齢者のために事後的に取り除く発想であるのに対し、ユニバーサルデザインは特定の人への対応ではなく、初めからすべての人にとって使いやすいことを目指す設計思想であり、発想の出発点と対象のとらえ方が異なる。両者を同一の概念とする選択肢3は最も不適切である。選択肢1は適切で、バリアフリーは段差の解消やスロープの設置など、障壁の除去を中心とする考え方である。選択肢2も適切で、ユニバーサルデザインはロナルド・メイスが提唱した、当初からの包括的な設計の考え方である。選択肢4も適切で、既存住宅では現にある障壁を取り除く改修が現実的な手法となり、新築や新たな製品開発の場面では初めから多様な利用者を想定するユニバーサルデザインの発想が生かされやすい。