【問51】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|廃用症候群の予防
障害とリハビリテーション 問11/20難易度B(標準)
問題文
廃用症候群の予防に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1.廃用症候群の予防には、病状が許す範囲でのできるだけ早期の離床が有効である。
- 2.日常生活の中で、本人ができる動作は時間がかかっても本人が行うようにすることが予防につながる。
- 3.転倒などの危険を避けるため、高齢者はできる限り終日ベッド上で安静に過ごすことが望ましい。
- 4.住環境整備によって移動や外出がしやすい環境を整えることは、生活の不活発化の防止に役立つ。
解説
廃用症候群は安静と不活発そのものが原因となるため、転倒の危険を理由に終日ベッド上で安静に過ごさせることは、かえって筋力低下や関節拘縮を進行させて寝たきりへの悪循環を招くものであり、選択肢3が最も不適切である。転倒予防は活動を制限することではなく、手すりの設置や段差解消など環境を整えて安全に活動できるようにすることで図るのが基本である。選択肢1は適切で、急性期の治療中であっても病状が許す範囲での早期離床が廃用症候群予防の原則とされる。選択肢2も適切で、介助者が先回りしてすべて代行すると本人の機能を使う機会が失われるため、できることは本人が行うよう支援する姿勢が重要である。選択肢4も適切で、活動しやすい住環境は生活の不活発化を防ぎ、廃用症候群の予防に寄与する。