【問45】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|ノーマライゼーションの提唱
障害とリハビリテーション 問5/20難易度A(易しい)
問題文
ノーマライゼーションの理念に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.ノーマライゼーションの理念は、デンマークのバンク–ミケルセンが知的障害者の親の会の運動と関わりながら提唱し、1959年法に盛り込まれた。
- 2.ノーマライゼーションの理念は、アメリカのエド・ロバーツが自立生活運動の中で最初に提唱したものである。
- 3.ノーマライゼーションとは、障害のある人を訓練や治療によって障害のない人に近づけることを意味する理念である。
- 4.ノーマライゼーションの理念は、障害のある人を大規模な専門施設に集めて手厚く保護する政策を推進する考え方である。
解説
ノーマライゼーションの理念は、デンマークのバンク–ミケルセンが、知的障害のある子どもの親の会の運動と関わりながら「知的障害のある人にもごく当たり前の生活条件を」という考え方として提唱し、1959年のデンマークの法律(1959年法)に世界で初めて盛り込まれたものであり、選択肢1が適切である。選択肢2は誤りで、エド・ロバーツは1970年代のアメリカで自立生活運動(IL運動)を担った人物であり、ノーマライゼーションの提唱者ではない。選択肢3は誤りで、この理念が変えようとするのは障害のある人自身ではなく社会の側であり、人を「正常化」する考え方とは正反対である。選択肢4も誤りで、大規模施設への収容保護のあり方への批判こそがこの理念の出発点であり、地域でのごく当たり前の生活の実現を目指すものである。