【問44】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|ICIDHからICFへの転換
障害とリハビリテーション 問4/20難易度B(標準)
問題文
ICIDH(国際障害分類)とICFの関係に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1.ICIDHは、1980年にWHOが発表した障害に関する国際的な分類である。
- 2.ICIDHは、機能障害・能力障害・社会的不利という障害のマイナス面を中心にとらえるモデルであった。
- 3.ICFはICIDHの考え方をそのまま引き継いでおり、障害を一方向の因果関係でとらえる点に変わりはない。
- 4.ICFでは、生活機能と健康状態、背景因子が相互に影響し合う相互作用モデルが採用されている。
解説
ICFはICIDHの考え方をそのまま引き継いだものではなく、疾患から機能障害、能力障害、社会的不利へと一方向に進むというICIDHの直線的なとらえ方を見直し、生活機能・健康状態・背景因子が双方向に影響し合う相互作用モデルへと転換した点にこそ意義があるため、選択肢3が最も不適切である。用語もマイナス面を表すものから、心身機能・活動・参加という中立的な表現に改められた。選択肢1は適切で、ICIDHは1980年にWHOが発表した国際障害分類である。選択肢2も適切で、ICIDHは機能障害・能力障害(能力低下)・社会的不利という3つのレベルで障害のマイナス面を中心に分類するモデルであった。選択肢4も適切で、2001年採択のICFは各要素が相互に影響し合う関係としてとらえる点が最大の特徴であり、環境への働きかけの根拠を与えている。