【問38】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|課題の整理と優先順位
相談援助と連携 問18/20難易度B(標準)
問題文
住環境整備における課題の整理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1.把握した課題は、緊急性や本人の希望にかかわらず、工事費用の安い順に対応していくことが原則である。
- 2.転倒の危険が高い箇所への対応など、生命や安全に関わる課題は優先度を高く設定する。
- 3.課題の整理では、身体状況・介護状況・住環境・経済状況などの情報を相互に関連付けて検討する。
- 4.本人の生活動線上で特に支障の大きい場面から検討すると、効果的な整備につながりやすい。
解説
課題への対応順序は、転倒や溺水など生命・安全に関わる危険の大きさ、本人・家族の困りごとの切実さ、生活への影響の大きさなどを総合して優先順位を付けるべきものであり、費用の安い順に対応することを原則とする選択肢1は最も不適切である。経済状況は現実的な制約として考慮するが、それは優先順位の唯一の基準ではない。選択肢2は適切で、階段からの転落や浴室での事故など安全に直結する課題は最優先で検討する。選択肢3も適切で、同じ段差でも身体状況や介護力によって課題の重さは変わるため、各情報を関連付けた総合的な整理が必要である。選択肢4も適切で、寝室からトイレまでの動線など、使用頻度が高く支障の大きい場面から整備することで、限られた資源で大きな生活改善効果が得られる。