【問37】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|整備方針の提案
相談援助と連携 問17/20難易度C(難しい)
問題文
住環境整備の方針を提案する際の考え方に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.提案は最も高価で多機能な改修案の一つに絞り込み、他の選択肢は示さないほうが本人・家族の混乱を避けられる。
- 2.提案内容は建築や医療の専門用語をそのまま用いて説明するほど、専門性が伝わり信頼性が高まる。
- 3.福祉用具の活用は住宅改修の効果を弱めることになるため、提案では改修工事のみを取り上げるのがよい。
- 4.費用や効果、将来の身体状況の変化も見据えた複数の選択肢を示し、本人・家族が比較して選択・決定できるように支援する。
解説
整備方針の提案では、改修の規模や費用、期待される効果、将来の身体状況の変化への対応可能性などが異なる複数の選択肢を示し、それぞれの利点と限界を分かりやすく説明したうえで、本人・家族自身が比較検討して選択・決定できるよう支援することが基本であり、選択肢4が適切である。最終的な決定権は生活の主体である本人・家族にあり、コーディネーターはその自己決定を支える立場に立つ。選択肢1は誤りで、高額な案一つに絞る提案は選択の機会を奪い、中立的な援助とはいえない。選択肢2は誤りで、専門用語をそのまま使う説明は理解を妨げるため、平易な言葉や図、実物を用いた説明が求められる。選択肢3も誤りで、福祉用具の活用は住宅改修と組み合わせることで、工事を最小限に抑えつつ効果を高められる重要な選択肢である。