【問35】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|ニーズ把握と面接の姿勢
相談援助と連携 問15/20難易度B(標準)
問題文
相談援助におけるニーズ把握に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.ニーズの把握では、本人や家族の訴えを傾聴しながら、言葉としては表現されていない困りごとや背景にも注意を向けることが大切である。
- 2.相談援助では、専門家として最初に結論となる改修案を示し、本人の話はその確認のために聞く程度にとどめるのがよい。
- 3.高齢の相談者本人への質問は理解が難しいことが多いため、本人には尋ねず家族とだけ話を進めることが原則である。
- 4.本人や家族から要望として挙がった内容は、その妥当性を吟味することなく、すべてそのまま工事内容に反映することが信頼関係につながる。
解説
ニーズ把握の基本は、本人や家族の訴えを傾聴し受け止めることに加えて、遠慮や諦めから言葉にされていない困りごと、訴えの背景にある生活状況や心情にも注意を向けることであり、選択肢1が適切である。「トイレに手すりを」という要望の背景に夜間の失敗への不安があるなど、表明された要望と真のニーズが異なる場合がある。選択肢2は誤りで、専門家の結論を先に示して本人の話を確認程度に扱う進め方は、利用者本位の相談援助の姿勢に反する。選択肢3は誤りで、生活の主体である本人の意向確認は原則であり、理解に配慮が必要な場合も分かりやすい言葉や実物を示す工夫で本人の意思を尊重する。選択肢4も誤りで、要望の妥当性を身体状況や動作の面から吟味せずすべて工事化すると、かえって使えない整備や過剰な整備を招くおそれがある。