【問34】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|身体状況・住環境の現状把握
相談援助と連携 問14/20難易度B(標準)
問題文
住環境整備のための現状把握に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1.身体状況の把握では、聞き取りだけに頼らず、実際の動作を観察することが重要である。
- 2.住環境の把握では、段差の高さや廊下の幅員など、具体的な寸法を測定して記録する。
- 3.起床から就寝までの一日の生活の流れに沿って動線を確認すると、生活上の課題を見つけやすい。
- 4.本人に動作をしてもらう確認は転倒の危険があるため行わず、家族の説明と間取り図のみから課題を判断することが原則とされている。
解説
現状把握の原則は、本人が実際に生活する場で実際の動作を確認することであり、家族の説明と間取り図のみで判断するのが原則とする選択肢4は最も不適切である。動作確認には転倒等への注意が必要だが、それは見守りや無理のない範囲での実施といった配慮で対応すべきことであり、確認自体を省略する理由にはならない。説明や図面だけでは、実際のまたぎ方やつかまり方など課題の核心が見えないことが多い。選択肢1は適切で、本人や家族の言葉と実際の動作にはずれがあり得るため、観察による把握が重要である。選択肢2も適切で、改修の検討には段差の寸法や幅員などの具体的な数値情報が不可欠である。選択肢3も適切で、一日の生活の流れに沿った動線の確認は、困りごとが生じる場面を漏れなく把握する有効な方法である。