【問33】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|できるADLとしているADL
相談援助と連携 問13/20難易度A(易しい)
問題文
「できるADL」と「しているADL」に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.「できるADL」とは介助があれば行える動作を指し、「しているADL」とは介助なしで行える動作を指す。
- 2.評価や訓練の場面でできる動作は、日常生活の場面でも必ず同じように行われていると考えてよい。
- 3.訓練や評価場面で発揮できる能力と、実際の生活で行っている実行状況には差が生じることがあり、住環境整備では両者の違いに注意する必要がある。
- 4.住環境整備の計画は「できるADL」のみを基準に立てればよく、実際の生活での実行状況をあらためて確認する必要はない。
解説
「できるADL」とは訓練室や評価場面で発揮できる能力としてのADLを指し、「しているADL」とは自宅での実際の生活で日常的に行っている実行状況としてのADLを指す。リハビリ室では手すりを使って歩けても自宅では家具につかまって移動しているなど、両者には差が生じることが多く、住環境整備ではこの差に注意して実際の生活場面を確認する必要があるため、選択肢3が適切である。選択肢1は誤りで、両者の区別は介助の有無ではなく、能力と実行状況という場面の違いによるものである。選択肢2は誤りで、環境や心理的要因の違いにより、評価場面でできる動作が生活場面で行われていないことは珍しくない。選択肢4も誤りで、能力だけを基準に計画すると実生活に合わない整備となるおそれがあり、しているADLの確認が不可欠である。