【問25】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|本人と家族の意向調整
相談援助と連携 問5/20難易度B(標準)
問題文
本人と家族の意向が食い違う場合の対応に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1.本人と家族の意向が食い違う場合は、双方の意向とその背景を丁寧に確認し、調整を図ることが基本となる。
- 2.実際に介護を担うのは家族であるから、本人と家族の意見が対立した場合は、常に家族の意向を優先して計画を確定する。
- 3.意向の食い違いの背景には、生活動作のイメージや介護負担についての認識の差があることが少なくない。
- 4.実際の動作を双方の前で確認するなど、本人と家族が納得できる客観的な材料を示すことも調整に役立つ。
解説
住環境整備の主体はそこで生活する本人であり、本人と家族の意見が対立した場合に常に家族の意向を優先すると決めてかかることは、利用者本位の相談援助の原則に反するため、選択肢2が最も不適切である。介護者である家族の負担や意向も重要な考慮要素ではあるが、一方を機械的に優先するのではなく、双方の意向を確認し折り合える点を探る調整が求められる。選択肢1は適切で、食い違いが生じたときは双方の意向とその背景にある事情を確認することが対応の基本である。選択肢3も適切で、本人の「自分でできる」という認識と家族の「危なくて見ていられない」という認識のずれなど、動作イメージや負担感の差が対立の背景にあることが多い。選択肢4も適切で、実際の動作確認など客観的な材料の提示は双方の合意形成を助ける有効な方法である。