【問22】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|役割の範囲と限界
相談援助と連携 問2/20難易度B(標準)
問題文
福祉住環境コーディネーターの役割の範囲に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1.疾患の進行や予後の見通しが改修計画に影響する場合、福祉住環境コーディネーターが医師に代わって予後を判断し、それに基づいて計画を確定してよい。
- 2.医学的判断が必要な事項については、医師やリハビリテーション専門職に確認して情報を得る。
- 3.施工そのものは施工業者が担い、コーディネーターは本人の要望や提案内容が施工に正しく反映されるよう橋渡しをする。
- 4.整備内容の提案にあたっては、特定の業者や商品に偏らない中立的な立場を保つことが求められる。
解説
疾患の予後や進行の見通しの判断は医師の専門領域であり、福祉住環境コーディネーターが医師に代わってこれを判断し計画を確定することは役割の範囲を逸脱するため、選択肢1が最も不適切である。進行性疾患などで将来の身体状況の変化が改修計画に関わる場合は、本人の同意を得たうえで医師やリハビリテーション専門職から情報提供を受け、それを踏まえて提案を行うのが正しい進め方である。選択肢2は適切で、医学的判断を要する事項は専門職への確認・連携によって補うことが基本である。選択肢3も適切で、コーディネーターは施工を自ら行うのではなく、福祉側のニーズが工事に正確に反映されるよう施工者との間をつなぐ役割を担う。選択肢4も適切で、中立性の保持は提案・調整役としての信頼の基盤となる。