【問19】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|地域包括ケアと住まいの位置付け
高齢社会と住環境整備 問19/20難易度B(標準)
問題文
地域包括ケアシステムの考え方に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1.地域包括ケアシステムにおいて住まいは前提条件ではなく、医療・介護サービスの整備が完了した後に検討すればよいものとされている。
- 2.地域包括ケアシステムでは、本人の選択が重視され、本人・家族がどのように暮らすかという心構えを持つことが基盤とされる。
- 3.生活支援には、見守りや配食、買物支援など、ボランティアやNPOを含む多様な主体によるサービスが含まれる。
- 4.要介護状態になることを防ぐ介護予防の取り組みも、地域包括ケアシステムの構成要素の一つである。
解説
地域包括ケアシステムでは、住まいは生活の基盤であり、プライバシーと尊厳が守られた住まいが確保されていることが、医療・介護・予防・生活支援といったサービス提供の前提条件と位置付けられている。したがって、住まいを後回しにしてよいとする選択肢1が最も不適切である。植木鉢にたとえた説明でも、住まいは植木鉢そのものとして描かれ、サービスという葉が育つ土台とされている。選択肢2は適切で、本人の選択と本人・家族の心構えは、この植木鉢が置かれる皿として体制全体の基盤に位置付けられている。選択肢3も適切で、生活支援は専門職だけでなくボランティア、NPO、地域住民など多様な主体が担うことが想定されている。選択肢4も適切で、介護予防は住まい・医療・介護・生活支援と並ぶ5つの構成要素の一つである。