【問16】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|住環境整備の意義
高齢社会と住環境整備 問16/20難易度B(標準)
問題文
高齢者の住環境整備の意義に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.住環境整備は本人の身体機能の回復を直接の目的とするものであり、介護者の負担軽減は目的に含まれない。
- 2.住環境整備は転倒などの事故予防には有効であるが、本人の自立的な生活や活動範囲の拡大には結びつかない。
- 3.適切な住環境整備は、家庭内事故の予防に加えて、本人の自立支援や介護負担の軽減、活動範囲の拡大にもつながる。
- 4.住環境整備は要介護度が重度になってから着手するものであり、身体機能の低下が軽度な段階で行う意義は乏しい。
解説
住環境整備の意義は、段差解消や手すり設置などによる転倒・ヒートショックといった家庭内事故の予防にとどまらず、自分でできる動作を増やして本人の自立を支援すること、介助動作を容易にして介護者の負担を軽減すること、外出や交流など活動範囲を広げることにまで及ぶため、選択肢3が適切である。選択肢1は誤りで、住環境整備は本人への効果だけでなく介護負担の軽減も重要な目的であり、介護の継続を支える基盤となる。選択肢2は誤りで、環境が整うことで一人でトイレに行ける、外出できるようになるなど、自立と活動範囲の拡大に直接つながる。選択肢4も誤りで、軽度の段階から予防的に環境を整えることが転倒骨折や閉じこもりによる重度化を防ぐうえで有効であり、早期に取り組む意義は大きい。