【問14】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|介護保険制度の理念
高齢社会と住環境整備 問14/20難易度A(易しい)
問題文
介護保険制度の目的や理念に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.介護保険制度は、家族による介護を制度の基本に据え、サービスの利用は家族がいない場合に限る仕組みである。
- 2.介護保険制度は、利用者本位の考え方に立ち、高齢者の自立支援を目的として、介護を社会全体で支え合う仕組みである。
- 3.介護保険制度では、利用するサービスの種類や事業者は行政による措置として一方的に決定される。
- 4.介護保険制度の目的は、介護が必要になった高齢者を施設に集めて長期的に保護することにある。
解説
介護保険制度は、加齢に伴い介護が必要になっても尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営めるよう支援すること(自立支援)を目的とし、利用者本位の考え方のもと、介護を家族だけでなく社会全体で支え合う社会保険の仕組みとして創設されたものであり、選択肢2が適切である。選択肢1は誤りで、制度は家族介護への依存から脱し介護を社会化することを狙いとしており、家族の有無でサービス利用を制限するものではない。選択肢3は誤りで、従来の行政が決める措置制度から、利用者が自らサービスや事業者を選択して契約する利用契約制度へと転換した点が制度の大きな特徴である。選択肢4も誤りで、施設への収容保護ではなく、在宅を含めた自立した生活の継続を支えることが制度の目的である。