【問6】福祉住環境コーディネーター2級 練習問題|玄関の上がり框
高齢社会と住環境整備 問6/20難易度B(標準)
問題文
玄関の上がり框への対応に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.上がり框の段差は靴を脱ぐ日本の生活様式に由来するものであり、昇降が困難な高齢者には式台の設置や手すりの取り付けなどで負担を軽減する方法がある。
- 2.上がり框の段差の高さは、法令により全国一律に180mm以下とすることが義務付けられている。
- 3.上がり框の段差は住宅の構造上の耐力を保つために不可欠であり、撤去や緩和を行うことはできない。
- 4.上がり框の昇降が困難な場合は、式台などを置くよりも段差を一気にまたぐ動作を練習して習慣づけるほうが安全とされる。
解説
上がり框の段差は、屋外の汚れを持ち込まないよう靴を脱いで床の高い屋内に上がるという日本の生活様式に由来する。昇降が困難になった高齢者には、段差を分割する式台の設置や、昇降動作を支える手すりの取り付け、腰掛けて靴を着脱できるベンチの設置などで負担を軽減でき、選択肢1が適切である。選択肢2は誤りで、上がり框の高さを全国一律に定める法令上の義務はなく、住宅ごとに差が大きいのが実情である。選択肢3も誤りで、上がり框は構造耐力を担う部材ではなく、式台の設置などによる緩和は広く行われている。選択肢4も誤りで、大きな段差を一気にまたぐ動作はバランスを崩して転倒する危険が高く、動作の習慣づけで解決を図るのではなく、環境側を整えることが住環境整備の基本的な考え方である。