【問31】知的財産管理技能検定2級 練習問題|共有
特許法 問31/40難易度B(標準)
問題文
甲と乙が特許権を共有している(持分各2分の1、契約に別段の定めはない)。この場合に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.甲は、乙の同意を得なくても、自らその特許発明を業として実施することができる。
- 2.甲は、自らその特許発明を実施するためにも、乙の同意を得なければならない。
- 3.甲は、乙の同意を得なくても、自己の持分を第三者に譲渡することができる。
- 4.甲は、乙の同意を得なくても、第三者に通常実施権を許諾することができる。
解説
特許権が共有に係るときは、各共有者は、契約で別段の定めをした場合を除き、他の共有者の同意を得ないで特許発明を実施できる(特許法73条2項)。よって1が正解で、自己実施に同意を要するとする2は誤り。他方、各共有者は他の共有者の同意を得なければ持分の譲渡・質権設定(特許法73条1項)や、専用実施権の設定・通常実施権の許諾(特許法73条3項)をすることができないため、3・4は誤り。